愛知野球通信+

岡崎東-日福大付 観戦記(2024年選手権愛知大会)

7月20日に刈谷球場で行われた4回戦の第1試合、岡崎東-日福大付の観戦記です。
岡崎東は正直ノーマークでして、そんなチームが日福大付とどういう試合をするか、注目して観戦しました。

岡崎東
0000000|0 H5 E4
400005X|9 H6 E0
日福大付

岡崎東
秋田(1)、中野(8)-齋竹

日福大付
齋藤(10)-大脇

投手成績

岡崎東
秋田海良 5回1/3 95球 被安打6 四死球5 三振4 失点8(自責点5)

中野志動(3年) 2/3 10球 被安打1 四球0 三振0 失点1(自責点0)

日福大付
齋藤昇翔 7回 90球 被安打5 四球2 三振6 失点0

(出場選手)

岡崎東
7北谷→8 4堀 5鈴木 9奥出 2齋竹 3松村 8中野→1 6榊原 1秋田→7田中(13)

日福大付
5𠮷川 6杉浦 7浅野 9竹内→R小島(16)→9 3服巻 8光本 2大脇 1齋藤(10) 6六川

(試合経過)
1回裏、1死1塁から3番浅野がタイムリー3ベース。4番竹内がタイムリー。更に2死1,3塁から牽制エラーで1点。2死3塁から7番大脇のタイムリーエラー。この回4点を取って日福大付が先制。4-0
5回表、2死1塁から7番中野がヒットを放ち、2塁を狙うも好返球がかえってきてタッチアウト。チャンスを逸します。
6回裏、1死1,2塁からタイムリーエラーで1点。1死1,3塁から3番浅野が2点タイムリー3ベース。ここでピッチャー交代、中野。4番竹内がタイムリー。2死3塁からワイルドピッチで1点。この回5点。9-0
日福大付が7回コールドで勝ちました。

総評

シード校の日福大付としては、食らいつかれると嫌なので、初回から点が欲しかったところ。その中で、3番浅野選手、4番竹内選手の連続長短打によるタイムリーが出てポンポンと2点を取れた。そこから相手のミスもあってさらに2点。4点を取ったことでかなり楽になった試合でした。

ただ、そこから岡崎東の頑張りも見事。秋田投手は2回から5回まで1安打に抑えましたし、随所に好プレーも出て得点を与えない。5回裏は先頭の浅野選手に2ベースを打たれたのですが、後続をしっかりと抑えて0点でしのいだのは素晴らしかった。

1回、6回の失点はミスが絡みましたし、攻撃でもランナーは出ていたので、何とか慌てさせたかった。もっと競った試合は出来たかもしれません。それでもここまで昭和、新川といった力のあるチームを倒してきた力の片鱗は見せてくれました。近年夏に1勝がやっとのチームが3勝もしました。この頑張りをまた1,2年生が引き継いでいってほしいところです。

日福大付はエースの澤田投手を温存出来たのが大きい。今日の試合はそれが一番のテーマだったと思いますので。

打線はもうちょっと打ちたいところですが、3番浅野選手、4番竹内選手が好調。この2人を軸に点をどう取っていくかが今後の躍進のカギになりそうです。

齋藤投手は楽しそうに投げていた姿が印象的。チームに大きく貢献しました。

ピックアップ選手

岡崎東 秋田 海良 投手(3年)

1回裏に4失点したものの、2回以降はしっかりと抑えて試合を作る。120㎞台の球速ながら変化球も上手く交えて日福大付打線を抑えました。

岡崎東 齋竹 俊 捕手(3年)

5番捕手で出場。1安打1四球と攻撃でも活躍。捕手としても秋田投手をよく支えていました。

岡崎東 北谷 楓芽 外野手(3年)

1番レフトで出場。途中からセンター。1安打1四球と出塁してチャンスメイク。

日福大付 浅野 柚樹 外野手(3年)

3番レフトで出場。3安打がいずれも長打。凡退したセンターフライもかなりいい打球でした。パンチ力のある打撃が魅力。

日福大付 齋藤 昇翔 投手(3年)

120㎞台のまっすぐに緩急を使って打たせて取る。ランナーを出しても落ち着いた投球でエースを温存するというミッションをクリア。

日福大付 竹内 閃 外野手(2年)

4番ライトで出場。2安打がいずれもタイムリーで勝負強さが光る。低い強い打球を打てる打者。

日福大付 山本監督、齋藤投手、岡崎東 坂部監督 談話
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