安齋HC、遠藤祐亮、橋本晃佑、渡邉裕規「ブレックスがシーズンを通して高めていくものとは」コラム
多くのことを学んだ5試合だった
11月23・24日の川崎戦、12月8日・9日の琉球戦、そして12日のアルバルク東京戦の5試合を、CS(チャンピオンシップ)に見立てて臨んだブレックスだったが、結果は3勝2敗となった。さすがに相手は強豪チームとあって、見ごたえのある、まさにCSさながらの試合を繰り広げた。
2敗したうちの1つが、琉球との1戦目だ。
この試合は、リードする琉球を終始ブレックスが追いかける展開だった。最後の最後に同点に追いついたブレックスだったが、40分では決着がつかず、ダブルオーバータイム(2回の延長戦)にまでもつれ、最後は3点差でブレックスの敗戦となった。
試合後、安齋竜三HCは、チームルールを遂行できなかったことを敗因として挙げるとともに、「遂行力、メンタルの部分、リバウンド、ルーズホールを取りに行く姿勢、その全てで負けた。全ての部分で、琉球さんの方が高い水準にあった」と肩を落とした。
どんなチームでも、ディフェンスで完璧に相手を守ることは難しい。ブレックスもチームのルールとして、“やられてもいいところ”と、“絶対にやられてはいけないところ”をつくっている。“やられてもいいところ”というのは、戦術としてOKをしているのだが、選手の気持ちとしては、“できるだけやられたくない”というのが本音だろう。
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