ニール・ヤング「ハート・オブ・ゴールド」 –最高のリード・ギターを弾くのはニール・ヤング。音楽史上、最高の曲を書いたのもニール・ヤング
最高のリード・ギターを弾くのはニール・ヤングと書きましたが、音楽史上、最高の曲を書いたのもニール・ヤングじゃないのかと思う今日この頃です。
近代ポップの歴史とはアメリカです。今もその頂点にあるのがアメリカです。でも、そこでカナダ人のニール・ヤングが頑張ったのは面白いなと思います。ザ・バンドもそうなのですが。イギリス人のビートルズもそうですけど。
次に頑張るのはK・POPなのかなと思っています。ビートルズやストーンズも、こんなの偽物だよ、本物はアメリカにあるのだよって、笑われながら、アメリカの音楽にはなくってはならないものになりました。これと同じことをやっているのが、K・POPの若い子らだなと。彼らがビートルズみたいにもっと自我に目覚めたら、新しいビートルズやストーンズ、ニール・ヤングになるんじゃないかと思っています。
K-POPの子らが、韓国では絶対主流にならないアメリカのトンガッタ音楽を一生懸命真似しているのを見てると、自分たちも偽物だってよく理解していて、自分たちの音楽はプラスチック・ソウルだ、ラバー・ソウルだと謙虚になりながら、アメリカを制覇してやるぞ、と努力していた、ビートルズやストーンズの姿とダブってしまうのです。
韓国でラジオ聴きながら車運転してたら、分かるのですが、K-POPなんて滅多にかからないです。「カンナム・スタイル」のPsyさんくらいですかね。よくかかるのわ。。さすが日本より既得権益が強い国です。K-POPの子らが一生懸命Youtubeとかやっている理由もよく分かります。既得権益の大本山テレビが新しい事務所のアーティストなんか出すわけないじゃないですか。
ニール・ヤングの代表曲といえば「ハート・オブ・ゴールド」です。ボブ・ディランに「むかつく、むかつく、俺が書くべき曲をニールが作って全米1位になった」と言わせるくらいの曲です。
ディランは曲のクオリティよりもニール・ヤングが売れたことに怒っています。「俺もニールの考えた方程式は知ってたよ、やろうと思えば出来た。でも先にニールにやられちゃった」ということなのです。
全世界を魅了する方法論は分かっていたけど、ニールに先を越された。ボブ・ディランが負けじと書いた曲が「ノッキング・オン・ヘヴンズ・ドア」だと僕は思うのです。
(残り 1846文字/全文: 2859文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
タグマ!アカウントでログイン
tags: Bob Dylan Neil Young
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ