なべやかんにVTuberの魅力を講釈する—ジャニーズ事務所のマネージメントとVTuberのマネージメント[5]-(松沢呉一)

2023年11月24日 19時14分　
カテゴリ： VTuber • VTuberのマネージメント • YouTube • ヘビ • ラジオ • 睡眠障害 • 風邪
タグ : Blue Journey • JOY SOUND • ReGLOSS • なべやかん • にじさんじ • ホロライブ • 轟はじめ

「再生回数６千万でも紅白歌合戦に出られないしぐれうい(9さい)—ジャニーズ事務所のマネージメントとVTuberのマネージメント[4]」の続きです。

睡眠障害のシーズン

このシーズンは苦手です。寒さにはわりと強いので、寒さが苦手なのではありません。

ほとんど症状が出ない年もありますが、例年11月は睡眠障害期です。眠れない不眠期が2週間ほど続いたあと、連日12時間以上寝てしまう過眠期が1週間ほど続くのが典型的な出方です。

睡眠障害は20代から本格化して、精神科に行ったこともありますが、「気にせず、抵抗せずに、うまくつきあう」というのが、最大の療法です。寝られないと「使える時間が増えた」と思い、寝すぎると「ぐっすり寝た」と思うようにしてます。

実際には、不眠期は起きていても頭が働かず、何もできない時間が過ぎるだけだったりしますし、過眠期は寝ても寝ても眠気が取れないので、爽快感はなく、こちらも頭が働かなくなります。それでも、そのうち治ることがわかっているので、時が過ぎるのを待つだけです。

今年の症状は軽くて楽な方ですが、きれいに不眠期と仮眠期に分かれておらず、短時間で目が覚めるのか、長時間寝続けるのか、どっちが来るのか読めない。早朝の薄暗い時間に目が覚め、時計を見て、「まだ5時か」と思ったら夕方だったり、逆だったり。

とくに、短時間睡眠でのバイトはきつくて、急に睡魔に襲われて空の浴槽で寝てしまったことが2回、裏のボイラー室で寝てしまったことが1回ありました。閉店後でも20度を切ることはないため、ぬくとくて気持ちがいいのです。すぐに目が覚めますし、仮に何時間か寝たところで、帰りが遅くなるだけなので、とくに問題はなし。夕方の開店時間まで浴槽で寝ると溺れますが。

バイトも他の用事もなかったので、今週の月曜日から火曜日にかけて、連続18時間も寝てしまいました。10時間くらいのところで、電話がかかってきて目が覚めたのですが、起き上がることはできませんでした。そのため、月曜日は「ビバノン」の更新もできませんでした。

過睡眠期でもこんなに寝ることは珍しく、またも風邪気味なのが影響していそうです。鼻水とくしゃみと頭痛だけで、熱は出てないですから、流行っているインフルエンザではないでしょう。

✳︎ReGLOSSの轟はじめも喉の不調でしばらく配信をお休み。他にも体調を崩していたり、声が涸れているVTuberがいて、VTuberで流行り病を知ることができます。

なべやかんとの会話

その時の電話はなべやかんからでした。2日後、改めて電話で話しました。

「ごめん、ごめん、この間は寝ていて電話に出られなかったよ」

睡眠障害については話したことがなかったので、その説明から始まって近況報告をし合いました。

「最近、何に熱中しているんですか?」

たいてい私は何かに熱中していることをやかん君はよく知っています。最後に話したのは1年くらい前だったと思うので、私はVtuberだと答えました。

VTuberはすごく面白い存在で、知っている人は詳しい。知らない人は何も知らない。アニメ、ゲーム、ボカロなどの流れからVTuberを受け入れた層とそうではない層の差であり、とくに上の世代では、知っている層と知らない層との差が顕著です。

やかん君はどっちだろうと思ったのですが、後者でした。

そこでざっとVTuberについて解説。どんなジャンルでも層によって認識度が違うことはなんぼでもあって、やかん君が詳しい怪獣や特撮もそうです。だいたいマニアは自分の世界に入り込むからマニアなのであって、興味のない層との差が開くのは必然です。

しかし、VTuberについては、認知度の薄い層が気づいていないうちに町中に溢れ出しています。それでも気づかない人たちは気づかない。

私はこう説明。

「コンビニに行くと、ホロライブやにじさんじとタイアップしたお菓子が売られているし、ドンキに行くとぬいぐるみや各種グッズが売られていて、ポスターもよく見かける。今はJOY SOUNDがホロライブとタイアップしているので、カラオケボックスの前に幟が出ているよ」

YouTubeの広告も、私のところは、VTuberやアニメ、アニメのテーマソングの広告と、年齢によるアルゴリズムによる頻尿や球状肺炎の薬の広告ばっかり(笑)。

✳︎JOY SOUNDはホロライブとのタイアップだけでなく、UNIVERSAL JAPANからリリースされたBlue Journeyの1stアルバム「夜明けのうた」とのタイアップもやっていて、これもYouTubeの広告の頻繁に出ます。Blue Journeyはホロライブ・メンバーによるユニットです。YouTubeの広告は繰り返し表示されると飽きてうんざりしてきますが、JOY SOUNDの広告は人物が入れ替わるので飽きません。UNIVERSAL JAPANとはおそらく総まとめでワンショットの契約でしょうから、個人活動は制限されないのだと思います。このSSはJOY SOUNDのサイトより。いつもと衣装や顔つきが違っていてわかりにくいですが、半分以上、名前を言えそうです。

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