松沢呉一のビバノン・ライフ

日本製品をパクった韓国のお菓子事情を語るのはけっこう面倒—文化盗用とパクリ[6]-(松沢呉一)

CIAOちゅ~るのパクリとチーズケーキのパクリ—文化盗用とパクリ[5]」の続きです。

 

 

ジュジュワールドの新シリーズ

 

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ジュジュワールドの新シリーズがこれから楽しみです。

 

 

脱北者シリーズはアンニさん夫婦に始まって、アンニさんのお母さんにつながり、そして今回はアンニさんのお母さんの紹介でキム・ソアさん。平壌女子です。平壌に住めているのは選ばれし人々であり、餓死するような貧困生活をしている農民たちの生活とは天と地です。アンニさんらは平壌に足を踏み入れたこともない一般層。そんな恵まれた環境だったのに、キム・ソアさんはどこからどうして脱北することになったのか、これから語られていきましょう。

洗脳教育で米国、韓国、日本への憎悪を植えつけられてきたアンニさんやオモニは韓国で生活することで韓国に対する憎悪を払拭し、かつ日本の現実を知ることで、今やすっかり親日派となっています。脱北して、韓国への憎悪がなくなったキム・ソアさんは、なお日本は怖く、知識もなく、日本の首都がどこかも知らず、この撮影時に初めて北朝鮮による日本人拉致を知ってショックを受けたことが表情からわかります。

親日にならなくてもいいですが、事実を知っていく過程を見るのがこのシリーズの面白さです。さっそくオモニが先輩風を吹かしているのも面白い。今や立派な日本通にして、ジュジュワールドの重要な登場人物ですから。

 

 

韓国人YouTuberや在韓日本人YouTuberの定番企画

 

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ジュジュワールドでも何年か前にやってましたが、韓国人YouTuberや在韓日本人YouTuberの人気企画が、韓国メーカーによる日本の菓子類のパクリです。それらを食べ比べて、「一緒じゃないか」「いや、ちょっと違う」とやるのが定番。

3、4年前からIKITERU(イキテル)、さんぷんちゃん韓国男子など日本で人気のある韓国人YouTuberたちが次々取り上げて以来、韓国人YouTuberや在韓日本人YouTuberが一回はやっておくネタです。

韓国でお馴染みのお菓子が日本でも売られていて、「さすが我が国のお菓子は日本でも大人気」あるいは「日本にパクられた」と思ったら、日本の商品を韓国が軒並みパクっていたことを知って愕然とするというパターンもよくあります。

検索すればパクリだと出ていても、今なお知らない韓国人は多いようです。お菓子を食べる時にわざわざ検索して由来を調べたりしないですもんね。

最近では、韓国人と日本人によるコンビ、トッポギ侍がやってました。

 

 

定番の食べ比べです。

しかし、このテーマは「韓国のお菓子はパクリだらけ」で終われない。

 

 

森永製菓と韓国オリオンの契約

 

vivanon_sentence数ある動画の中で、韓国JINさんがこの問題を考える上でもっとも参考になる1本を出してます。

 

 

2020年の動画です。ありきたりの食べ比べではないのが彼のいいところです。

 

 

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