小川という謙虚な選手が、スケールの大きな目標を抱く意義とは<コラム>
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12月31日の三遠ネオフェニックス戦で、千葉ジェッツの小川麻斗はキャリア最高となる8アシストを記録した。
この数字に意味があったわけではない。そこで小川が見せた姿勢にこそ、意味があった。
この試合の小川は繰り返し、『リングにアタック』していった。
実は、今シーズンのジェッツは『リングにアタック』する選手が“少ない”という課題を抱えている。30日の試合のあと、富樫勇樹はこう答えていた。
「(自分のように)1人の選手が20点を取ることが悪いわけではないと思うのですが、僕たちの場合は、他の選手がリングを見ない時間帯があるのが良くないと思うので。もう少し、いろいろな選手が『リングにアタック』する場面が増えたらいいなと思います」
つまり、31日の試合での小川は今シーズンのチームの課題を克服するようなアクションを見せていたわけだ。
あの試合の小川の得点は4得点にすぎない。ただ、多くのアシストを記録できたのは、まず自身が『リングにアタック』することで、相手のディフェンスを引き付けていたから。それにより、他の選手のマークが空き、小川がマークの空いた選手にパスを出すことでアシストを量産していった。
つまり、小川はチームにとって大切なことを、高いレベルでこなしていたのだ。
では、プロ2シーズン目を迎える、22歳の小川がチームの課題を克服するようなプレーを見せられていたのは何故なのだろうか--。
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