韓国の犯罪トップは詐欺—犯罪に表れる国民性[前編]-(松沢呉一)
韓国は詐欺大国
ぜひ以下を見てください。
前にも取り上げたJINさんです。日本での生活が長いので、日本と韓国のいい点・悪い点のどちらも見えていて、その分析は的確です。親日派でありますから、日本を褒めすぎになることもありますが。
この回は諸外国に比して、韓国では詐欺犯罪が抜きん出て多い理由を探った内容です。詐欺犯罪が多いことは、韓国でも繰り返し論じられています。私もこれが気になって、「なぜ韓国は詐欺大国なのか」について、「韓国でたびたび起きる「後進国型事故」」シリーズの「追記編」で出すべく書いてあったのですが、あのシリーズはあんまり読む人がいない上に長くなったし、本論の事故とは離れすぎるので、ボツにしました。
でも、JINさんの動画を観たら、私が指摘したかったこと、説明しきれてなかったことが話されていて、「これは取り上げる意味がある」と思いました。この内容は、詐欺という犯罪の解釈に留まらず、「韓国人の特性・国民性」を理解するのに大いに役立ちます。
かつ、私が書いていたことも出す意味があると思い直しました。以下です。書いたのは1月のことで、時制は書いた時点のままです。タイトルからは「韓国でたびたび起きる「後進国型事故」」を外し、カテゴリーだけ残します。
驚くべき韓国におけるサイバー犯罪の被害金額
「犬食禁止特別法に見る韓国の法律観—韓国でたびたび起きる「後進国型事故」[追記編3]」に書いたように、日本を含めた多くの国では、犯罪のトップは窃盗ですが、韓国のトップは詐欺であり、人口比では、日本の2o倍以上詐欺が多い。
韓国のサイトでは、「日本では立件できそうにないと警察は告訴、告発を受理しないため、表向きの数字が少ないだけだ」と書いてあったりするのですが、それだけで日韓の違いを説明することは無理です。警察がなかなか告訴、告発を受理しないのは事実ですから、単純に件数を比較することはできないとしても、詐欺だけを選んで受理しないわけではないですから、日本の犯罪トップは窃盗で、韓国の犯罪トップは詐欺であることは変わりません。
窃盗は範囲が広い。万引き、置引き、車上荒らし、銅線泥棒、賽銭泥棒は全部窃盗。韓国は、日常生活で自転車を使う習慣がなく、日本に来て、学校に自転車で通う中高生を見ると、「アニメみたい」と呟く韓国人YouTuberがいたりします。そのため、韓国では自転車泥棒が少ないとしても、他の窃盗は同じ程度に存在していていいはず。なのに、韓国では窃盗より詐欺が多い。
すでに書いたように、債務不履行を民事で訴えるのでなく、詐欺で、つまり刑事で告訴することが多い事情もあるようですが、それだけで説明できる数ではない。
気になって、いろんなサイトを見ていたら、驚くべき数字に行きつきました。
SEON「The Countries Losing the Most Money to Cybercrime(2022)」
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